ニューヨーク観光で本当に良かった所:自由の女神の王冠見学

New York
自由の女神像正面
自由の女神!

自由の女神

ニューヨークといえば!アメリカといえば!な自由の女神像(Statue of Liberty)。ニューヨークか、隣のニュージャージー州まで来てしまえばもうすぐそこです。

受付

インターネットでチケットを買ったらあとはフェリー乗り場に行く、だけではありません。自由の女神像は大事な大事なものですから、セキュリティチェックが大変に厳格です。出発する前に必ず、必要なものや持って行ってはいけないものが何かなど、最新の情報をチェックしておきましょう。

島に上陸するだけの場合や像の台座に上がる場合は2024年1月現在不要でしたが、王冠に上がる場合のみは最初にIDチェックがあります。NY側から船に乗る場合、バッテリーパークのCastle Clinton National Monumentに行き、パスポートなど身分証明書を提示して、初めてチケットを受け取ります。チケットと同時にリストバンドを受け取り、その場で腕に装着します。これは、装着を目視で確認されます。

受付場所にもなっている、NYバッテリーパークのキャッスルクリントンナショナルモニュメント

ここでチケットを受け取ったら、次は空港レベルの保安検査です。建物の裏に保安検査場があり、カバンなどはすべてX線検査を通します。ベルトは外し、上着は脱いで…と、飛行機に乗るときと同じです。このため、荷物は最低限にしておくのが良いでしょう。

乗船・島への上陸

船はおよそ30~40分毎に出ているようです。いつも島に行く人が大量にいるので、回せる限りのリソースで頑張っている感じ。保安検査を通過したらすぐ列に並んで船を待ちます。

船でバッテリーパークを出発

乗船したら、座りたい場合は別ですが、進行方向の右側に陣取ると良いです。というのも、マンハッタンの街並みもエリス島も、自由の女神像があるリバティ島も、全部右側に見えてくるからです。下の写真も船の右側から撮影していますが、船は写真右側を通って船着き場を目指すので、乗船中も自由の女神像を正面から見られます。像が見えてくるとみんな写真を撮ろうと頑張ります。

自由の女神像とマンハッタン、船進行方向右側より

次なる保安検査

リバティ島に上陸し、指定された時間が近づいたら、台座の裏側にある保安検査場へ向かいます。ロッカーに殆どのものを預けてから検査の列に入ります(持ち込めるものは事前に確認しておきましょう!)。時間がかかることが多いので余裕を持っていくのがおすすめ。再び空港レベルの保安検査を受けます。

さあ、まずは台座まで!

いよいよ自由の女神像の内部に入ります。王冠(Crown)までの道のりの中継地点として台座(Pedestal)があり、まずはそこまで上がります。台座まではエレベーターと階段の2択で、好きな方を使います。階段の場合はところどころに像の豆知識が掲示されています。

中継地点・台座(Pedestal)

台座は自由の女神像を直下で支える位置にあり、ここまでは”Pedestal Reserve Ticket”を持っているだけでも入れます。台座の外はバルコニーのようになっていて、マンハッタン、ブルックリン、スタッテン島、ニュージャージーと全方向の景色を見られます。ちょうどオレンジ色のスタッテン島フェリーも近くを通りかかりました。景色を見ていると忘れがちですが、大変近くから自由の女神像を見られます。

台座から見た自由の女神像と銘板
台座から見た自由の女神像とトーチ
ブルックリンとスタッテンアイランドフェリー
台座(Pedestal)から見たマンハッタン

王冠への道

台座の中にいらっしゃるレンジャーに声をかけて、リストバンドの確認を受けるといよいよ専用の階段へご案内。いわばラスボスです。ここから先はエレベーターはなく、狭い狭い螺旋階段をのぼっていくしかありません。146段。

台座から王冠まで146段
螺旋階段

この階段をゆっくりと上がっていきます。大変に狭い上に、外部からの風のせいか若干揺れも感じるようなことがあります。高い所や狭い所が苦手な人にはおすすめしません。また、元気なうちに訪問するのが望ましいかもしれません…

像内部

螺旋階段は像のど真ん中を突っ切っていて、階段を上る途中にある踊り場のようなところから像の内側を観察できます。今がどの辺の部位にあたるのか考えながらのぼると楽しいです。

踊り場より、像の内部

像の曲面が内側からもよくわかります。

続く階段

螺旋階段をあがっていくのはこんな感じ。狭いです。人によっては結構足がすくんでくるかもしれません。

いよいよ…

さあ、ゴールが見てきました…

王冠到達!

王冠内部、小さな窓たち

ついに到達です!小さな窓…そう、外側がら見上げていた女神の王冠に並んだ模様は、窓になっています。よくつくられていますね!到着すると上ではナショナルパークレンジャーが迎えてくださいます。階段をのぼり切ったら、一言”Hello!”と笑顔で挨拶をしましょう。短い王冠の滞在時間の中で、いろいろ教えてもらえます。

女神の左手を見下ろす
独立記念日・July 4th

レンジャーに教わってまずは女神像の左手のほうを窓から見下ろします。これは!そう、女神が左手に持つ銘板です。アメリカ独立記念日である1776年7月4日の記載があります。島に上陸しただけではハッキリ見えないため、喜びもひとしお。

自由の女神像のトーチ

お次は女神像の右側、トーチ部分です。スマホカメラを上下さかさまに持って、ここに座って、…と、上手に写真が撮れるように教えていただきます。iPhoneの3xズームでここまで詳細にトーチ下部を見れました。下から眺めるのではここまで細かくは見れず、感動ポイントです。

自由の女神像・腕部分を窓から見る

右側はトーチだけではありません。こちらを拡大すると、

腕部分

腕部分がよく見えます。服装の曲面のディテールもここまで!

引き続き、狭い中ではあるものの少しでも多く見ようとあれこれ動きます。

右側の窓の配置

王冠の窓からは、ブルックリンやマンハッタンももちろん見えます。

自由の女神から見たブルックリン方面
自由の女神から見たブルックリン方面その2
王冠から見たマンハッタン

見学後

王冠内部の見学が終わったら、また螺旋階段をゆっくりと下って台座まで戻り、そこからさらに階段かエレベーターで下ります。

帰りの螺旋階段

階段を下りきってからも、体験の素晴らしさによる感動が不思議と冷めません。すでに見た台座部分をもう一周してから、入口までの階段を下って博物館を見学し、終了。あとはリバティ島内にある博物館やお土産屋さんなどを見たり、船でエリス島に移動したりして引き続き楽しめます。

余談ですが、お土産屋入口の扉の取っ手はトーチの形をしています。

お土産屋の扉

Tips

この記事を読んで、お、行けるかも?と思った方…ぜひ、島への上陸にはとどめず、王冠訪問チャレンジを!2024年1月時点での訪問に関して、個人的に大事だなというポイントを箇条書きで残しておきます:

  • 自由の女神像内部は、王冠も台座も予約が必須です!予約なしの飛び入りでは行けません。NY/NJに行く予定ができたら、とにかく最速でチケットの空き状況を確認しましょう。とりわけ王冠は常時予約枠がいっぱいになりやすいです。数か月先でも早すぎることはありません。
  • 王冠に行くためのチケットは、”Crown Reserve Ticket”です。船の出発地により、New York Crown ReserveとNew Jersey Crown Reserveがヒットするかと思います。
  • 台座だけにとどめる場合は、”Pedestal Reserve Ticket”を買います。
  • 公式にチケットを売る業者は決まっています。リバティ島にすらいかないのに、それを偽ってチケットを売る悪質な業者も時折出現するそうですから、購入する際はよくよくご確認を。先に予約先のリンクを表示しましたが、リンク切れ等々には十分ご注意ください。
  • 荷物は最小限に!あまりカバンが大きいと保安検査で大変ですし、場合によっては持ち込みができないといった状況もあり得ます。とはいえパスポート等身分証明書が必要となる場合は忘れずに。
  • 時間には余裕をもって!保安検査の行列、船の行列、船の到着待ち…などで結構時間がかかります。乗船地には早めに到着すると良いでしょう。
  • 体力があるうちに訪問するのがオススメ!王冠へは階段でしかいけません。
  • 王冠は時間指定ですが、王冠を見終わった後台座と博物館の見学には時間指定の縛りはないので、とにかく王冠を最初に目指すことをおすすめします。

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